15歳で自殺する子供の育て方

私の育った家庭を反面教師にしてほしい。

2018-01-01から1年間の記事一覧

自尊心が低いと宿題が終わらないだけで家出する:子供の自殺を止めるには(6)

家出のハードルを下げるのは自尊心の低さ 私は一度、3日ほど家出をしたことがある。家出の理由はこうだ。 「夏休みの宿題が終わらなかったから」 中学一年生の時であった。小学生の時とは比べ物にならないほど、量が多い夏休みの宿題をやりきれなかった私は…

外に放り出す躾は子供の自尊心を大幅に下げる:子供の自殺を止めるには(5)

子供を突き放して得られるものは無い 私は幼い頃、父の怒りの矛先がこちらに向いたら、外で過ごすことを覚悟しなくてはならなかった。 小学校に上がる前は、外に放り出されると玄関の前で泣いていたものだが、近所の人に心配された時に、騒ぎたてることをや…

共働きとパチンコが見守られない子供を生む:子供の自殺を止めるには(4)

共働きするなら子供の見守り先を確保せよ 共働きは今では珍しいことでもないだろう。だが、共働きにより子供と向き合う時間が減ってしまうことは確かだ。 私の育った家庭は共働きだった。そのため私は小学1年生から家の鍵を持たされ「鍵っ子」となった。それ…

機能不全家族は「死にたい」のSOSを受け取れない:子供の自殺を止めるには(3)

子供の自殺を止めるのは誰の役目なのか 私の子供時代、父と母の夫婦喧嘩(DV有り)は大音声で行われていた。当然、近所迷惑だったはずだ。今思うと、警察に通報されなかったのが不思議なくらいである。 ただならぬ状況にあると分かりそうなものだが、触らぬ神…

DV家庭が子供の自殺を招く:子供の自殺を止めるには(2)

DVは子供の感覚を麻痺させる 私は父と母が笑いあっているのを見たことがない。 無表情で最低限の会話をするか、嫌味を言いあうか、喧嘩をしている記憶しかないのだ。 私が小学生から中学生だった頃、父と母の夫婦喧嘩は壮絶であった。父の怒声、母の発狂、皿…

我慢のさせすぎが自殺リスクを高める:子供の自殺を止めるには(1)

自殺防止には「自己承認」が必要 私は10代の頃、自殺に失敗したことがある。 身バレは怖いのでボカシて書くが、普通生きていないよねと思われる方法でやらかして生き残った。その代わり、私は車椅子生活の身体障害者になった。 私より不幸な健常者はいくらで…